『空ノ天球儀』休止のお知らせ



いつもお越し下さいましてありがとうございます。『空ノ天球儀』運営人のタバサです。
2006年9月から開設した魔探偵ロキ・オンリー読み物サイト『空ノ天球儀』は、ありがたいことに一年半もの間公開することができました。皆様の応援のお陰であると感謝しております。
その皆様には大変申し上げにくいのですが、この度当サイトは『第36話 Sakura Crisis』の掲載を持ちまして休止することにしました。
サイト更新の再開時期はおろか、再開するかどうかも現時点では未定です。

サイトでの公開は休止となりますが、書き続けることはまた別枠ですので、サイト掲載シリーズや書下ろしシリーズ『破国の庭』は今までとかわりなく書き続ける予定です。
公開方法がサイト掲載に戻るのか、それとも『本』としての公開に限定するのか、一般的ではありませんが『書き手自分、読者自分』で満足してしまうかは現時点では予想もつきませんが、今の気持ちで言えば第二案と第三案の中間くらいをふらふら彷徨っています。
今現在、サイトで公開する意味合いを見失ってしまったからです。

連載の形をとっているので『連載を途中でほったらかしにするなんて!』とのご意見もあると思われます。わたし自身も連載をほったらかしにされるとモヤモヤ感が残るので好きではありません。その作品が好きであれば好きであっただけモヤモヤ感も強いものです。
ですが、『空ノ天球儀』は当初から一話完結形式をとっており、完全なる『連載モノ』ではないと考えています。
それと、元々が個人の趣味・個人の時間と労力を使って開設・公開しているサイトであるので、最低限のラインさえ守れば公開するかしないかは運営者の好きにしても良いのではないかと思っています。
あと、とても言いにくいのですが、今回のサイト休止は書き手であるタバサにとっては『連載を途中でほったらかしにする』には当てはまらないのです。
物語は今まで通りきちんと最後まで書くつもりでいますし、構成を変更して『Sakura Crisisが完全なる最終回です』とサイトに明記しても問題がないものですから。

とは言っても、タバサ個人の論は今まで『空ノ天球儀』にお付き合い下さった方、『Sakura Crisis』の続きのタイトルも掲載していたので今後の展開を楽しみにして下さっている皆様には当てはまらないのだともわかっています。その方々には『申しわけありません』と謝るしか他ありません。
『Sakura Crisis』を書き上げた時、最終回のような雰囲気に「ここでシリーズを最終回にしてもいいな」と本気で思いました。サイト掲載休止を『Sakura Crisis』に決めたのは、趣味ではあっても書き手としての、そして応援して下さった皆様への、わたしができる最低限のケジメです。
どうぞご理解頂けますよう、お願い致します。

サイトで公開する意味合いを見つけられたり、意味合いなんぞに拘る気力が失せた場合はサイトを再開するとは思いますが、今現在そんな要素が少しでもあったならば休止などせず続行しています。
今現在保障できない『いつか再開するかも』の言葉は気軽に言えませんが、いつか気持ちが切り替わってサイトが再開できることを願っております。

最後に。
今まで応援して下さった皆様、ありがとうございました。
                 

2008年3月2日 『空ノ天球儀』タバサ